
HOME > 金型設計 虎の巻 > 設計時の注意 > 十五、アンダーカットの製品部が薄い傾斜コアの折損対策
製品形状のアンダーカット部の中が狭いために、傾斜コアのアンダーカット部形状が薄くなってしまう場合があります。

図1のケースでは薄くなった部分が片持ちのはりとなり、上面に成形圧力を受けるので折れ易くなってしまいます。このケースでは次のような対策を取ります。
●傾斜コアの凹角の部位にRを付け、折れ易い部分への応力の集中を避ける。
●アンダーカット部形状を別部品として柔軟性を持たせ、最悪折れても交換し易くする。
図2のケースではアンダーカット部形状の奥がバリ切り(形状が抜けている)となっています。この場合はアンダーカット部形状の奥に傾斜コアの受け面を設定します。こうすることで傾斜コアのアンダーカット部形状は、一端固定一端支持のはりとなり確実に強度が増します。ただしこの場合、受け面の距離分アンダーカット量が増えることに注意が必要です。この距離分をアンダーカット処理ストロークに足さなければなりません。
また、各々の対策の併用も有効でしょう。