
HOME > 金型設計 虎の巻 > 設計時の注意 > 六、倒れコア設計時の注意点 その二
倒れコアの設計を進めるときは、どのタイミングで倒れ始めるかをよく注意して設計する必要があります。間違ったまま設計を進めてしまうと、図面上では問題なさそうに見えても実際は金型に取り付けることができない倒れコアを設計してしまう可能性もあります。
倒れコアの図中①の部分が可動側コア面から全て抜けきってから倒れ始める設計をして下さい。
倒れコアの受け面が可動側コア面から抜けきる前に倒れ始める構造にしてしまうと、倒れコアの背面が主型のポケットに干渉した状態となり、それ以上に倒れることは不可能になる場合があります。つまり、正確にはその倒れコアは金型に組み付けることができません。特別な理由が無い場合は、倒れコア本体の折れ部分②は確実に受け面が抜けきる分だけ下の方に設計しましょう。下の方に設置すると①が可動側コア面から抜け切るまでの距離が確保し易いためです。
ここで注意しなければいけないのは、断面を切って設計している場合の奥行き方向です。
真ん中の図を矢視Aの一点鎖線の断面としたとき、矢視Aの赤線部分の高さを考慮せずに設計してしまい、受け面がコア面から抜けきるまでの距離が足りない状態の設計をしてしまう可能性があるからです。設計時は必ず倒れコアにかかる可動側コア面の高さに注意しましょう。